ご覧いただきありがとうございます。このサイトは、管理人が読んだ本の感想や感じたことを投稿(書評)しています。少しでも共感いただけたら幸いです。
[書籍]ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
[著者]ブレイディみかこ
[発行]新潮社(2019年7月5日)
3人家族の著者は、子供の教育について何の問題もなく小学校卒業を迎えた。中学校では「元底辺」と呼んでいる中学校へ進学する。様々な問題や差別・格差がある中で、親子の成長を描いた実話である。
[書籍]そして、バトンは渡された
[著者]瀬尾まいこ
[発行]文春文庫(2018年2月22日)
「全然不幸ではないのだ」で始まる本書は、主人公の優子が”複数の親”に育てられる物語である。そういう複雑な環境であれば”不幸”と感じても不思議ではないが、そうではない。大人の事情に振り回されつつも、深い家族愛を描いた物語である。
[書籍]マスカレード・ナイト
[著者]東野圭吾
[発行]集英社(2017年9月20日)
本作は、マスカレードシリーズの第3弾である。今回もホテル・コルテシア東京を舞台に、不可解な殺人事件が巻き起こる。これまでのシリーズはホテルの宿泊客の「仮面」を解き明かすストーリーであったが、今回はそれに加え、本当の”仮面”舞踏会(カウントダウン・パーティ)が舞台となる。